私共SSDプロジェクトが提供するSSDランバーは、国産無垢構造用製材品(主に杉・桧の柱及び梁・桁等)の1本毎に、グレーディングにより確認された強度性能と含水率を、JAS規格に沿って表示した上で、SSD品質基準に従って供給する製品の名称です。その品質を確保するために、主としてSSD乾燥法にて人工乾燥を施しています。 この製品を提供する行為は、現代の社会が、住宅を始めとする木造建築に対して求めている建物性能を、国産木材を活用して実現することにより信頼を獲得しそのシェア拡大に貢献することを目標にしています。 提供に際して、その製品の詳細な産地を証明した上で、生産から流通に至るまでの全ての関係者の責任の所在を明らかにするトレーサビリティを確立して、品質確保の担保としています。 現在、国産無垢材を使用して家を建てる場合において、部材の品質を確認する事無く工事がなされている事を、多くのユーザーは御存じない事と思われます。実際には、構造用木材の品質確保の基本となる乾燥自体が流通量に対して3割程度にしか施されていない現実があります。グレーディングされた部材については一般的には殆ど流通していません。 |
SSDランバーは、公的認定の曲げ型グレーディングマシン及び併設のマイクロ波透過型水分計によって得られる計測データを品質判断の材料とすることで、その基準を策定し、SSD品質基準とします。内容については別紙一覧表を御確認下さい。 グレーディングデータ以外の項目の品質基準も策定しており、その際に、一般材と化粧材について、目的・用途の違いから、個別の基準を設けています。ただし、双方において、グレーディングデータが品質判断の優先項目である事を御理解下さい。 |
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