新築される住宅の大半が木造軸組工法で建らていれる現状でありながら、案外、多くの人が、使用される木材の事について、ご存知無いまま進められているものと思われます。 ここでは、家を建てる前に知っておいて頂きたい「木の話」あれこれを、特に構造用木材について、お話しさせていただきます。皆様の御参考になれば幸いです。 |
住宅建築に構造用部材として使用される木材の殆どは針葉樹です。国産材では杉、桧。 外材ではヨーロッパから輸入されるホワイトウッド(欧州トウヒ:以下WW)レッドウッド(欧州アカマツ:以下RW)、北米から輸入されるダグラスファー(以下米マツ)が一般的に使用されている木材です。ただし、使用量は圧倒的に外材の方が優っています。 |
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上記木材のうち、桧、杉、米マツは無垢材、WWとRWは集成材で使用されるケースが多い様です。無垢剤は原木丸太を四角に製材したもので、集成材は薄い板状に製材したものを貼り合わせて成形した物です。集成材は無垢材に比べて、総体的に強く、品質が均一化されているのが特徴です。反面、生産コストは高くなります。又、接着剤を使用する事による環境への負荷と耐久性への不安を指摘する声も有ります。 |
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