SSD & サーモのW熱処理
SSD球磨杉・球磨桧サーモ商品群

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SSD製造法の特徴を生かしてさらなる大径材有効活用の商品開発

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SSD製造法にて、大径丸太に熱処理を施して主要構造材を製材した際に発生する端材は、全てが乾燥材となるうえ、無節等の付加価値材が採取出来ます。

私達はこの特徴を活かして更なる丸太の有効利用を図るために、越井木材工業(株)が有するスーパーサーモ処理技術をOEM活用した各種高耐久製材品を製造し供給致します。

従来なら屋外使用に対して、諸々の課題を抱えていた杉・桧に、サーモ処理を施して課題を克服することは、その利活用の範囲を大きく拡げ、国産材普及促進への貢献度の高い取り組みだと考えます。

SSD&スーパーサーモ処理

名称未設定2 サーモウッド(高温熱処理木材)は、開発がなされたヨーロッパでは今や一般的な技術・製品です。これを日本の気候風土や樹種に合わせて改良したのが越井木材工業(株)のスーパーサーモウッドです。

 薬剤を一切使用せず(ノンケミカル)に高耐久性能及び、圧倒的な寸法安定性を兼ね備え、AQ認証((財)日本住宅・木材技術センターの優良木質建材等)を取得しています。

▷▷▷越井木材工業(株)スーパーサーモのサイト

 SSD製法にて既に熱処理と乾燥済みの原材料にスーパーサーモ処理を行う事は、歩留まり向上や処理時間の短縮(省エネ)等の相乗効果が期待出来る極めて合理的な行いと言えます。

 下の写真は、スーパーサーモ処理を行った球磨杉を外壁に施工した事例で(大阪木材工場団地飲食施設)無塗装品を採用しています。左は施行中の2012年初夏に、右は完成後の2016年秋に撮影したものです。4年間の経年において、紫外線による退色はあるものの、反りや収縮等の形状変化及び腐れ・カビ等の腐朽は見当たりません。圧倒的な寸法安定性能や高耐久性能をご理解いただけるものと思います。

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スーパーサーモ処理とは

木材を180℃〜240℃の高温で熱処理し、高い防腐性能・寸法安定性を付加させる画期的技術です。建物の外壁やデッキ、フェンスなど木材の屋外使用に幅広く対応します。

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熱処理によりヘミセルロースが変性し、反りや腐れの原因となる水などと結合しにくくなります。

 

腐 朽 試 験

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腐りやすい条件を整えた土中に埋める普及試験において、高い耐久性を示しています。

腐朽菌の栄養素となるセルロースが熱処理により変性した上、水分にも乏しいための結果ですが、これはシロアリ対策にも充当し、一定の防蟻効果をも兼ね備えています。

 

圧倒的な寸法安定性

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高温熱処理により木材の材質が変化して水分との結合がしにくくなります。これにより、膨潤や収縮が抑制され、風雨にさらされる屋外にも使用可能な寸法安定性能を有しています。

▷▷▷越井木材工業株式会社スーパーサーモ事例

SSDスーパーサーモ球磨杉・桧の商品開発

SSDプロジェクトでは、スーパーサーモ球磨杉(一部桧製品もあり)製品の供給を順次開始しています。現在(2017年春)の本格的商品供給は下記リンクの通りですが、今後、その特徴を生かした各種商品を開発し供給する予定です。

▷▷▷ SSD球磨杉サーモサイディング
▷▷▷ SSD球磨杉サーモサイディング45分準耐火パッケージ
▷▷▷ SSD球磨桧サーモデッキ
 
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