国産無垢外装材の防耐火対応の取り組み

国産材品質表示推進協議会：SSDプロジェクトでは、これまで、球磨杉無垢材に越井木材工業株式会社が有するスーパーサーモ処理(高温熱処理技術)を施して、高耐久性能と寸法安定性を備えたSSD球磨杉サーモサイディング(国産無垢外装用材)の供給を行ってきました。

この度、このSSD球磨杉サーモサイディングと併用して、外壁構造用面材にアイカ工業株式会社のモイスTMが持つ防耐火性能を活かして採用することで、準耐火45分の大臣認定を取得しました。(認定番号QF045BE-1462)

仕様概要として、木造在来軸組工法の構造用外壁面材にモイスTM(壁倍率2.5倍〜)を採用し、通気層を設けてサーモサイディングを縦張りします。断熱材には密度20Kg/㎥以上のグラスウール•ロックウール採用が必須です。認定書別添参照

左写真の案件は延べ床1000㎡程度の木造福祉施設で告示仕様(木毛板＋モルタル下地)に基づいて45分準防火に対応しています。この案件に当該認定を採用したと仮定すれば、工期50%、コスト30%以上の省力化が叶います。