構造計画における杉無垢床構面板データの活用方法
当該製品:杉無垢本実板(130×30)を、横架材に直張りする事(下図参照)で、公的機関(宮崎県木材利用技術センター)でのせん断試験データを取得しています。床倍率に換算して1.15倍の評価で採用します。
その活用方法ですが、計算等の構造計画において、水平構面1.15倍を算入した上で、試験データを評価機関に提示する事になります。
この手法をもって、約100棟程の実績を持ちますが、その多くは、許容応力度等の構造計算を施し、その中に試験データを反映させ取り込んでいます。また、横架材に関して、JAS規格などで強度等の性能を示した上、建築基準法で定めるE-50以上の強度品質が求められます。当方では、別途、杉無垢平角材をJAS機械等級区分構造用製材規格で御提供しています。併せて御検討下さい。
逆垂木工法を用いて、現しの勾配天井と屋根野地を兼用するケースもあります。この場合、水平面剛性データに勾配に応じた軽減措置を行う事で可能になります。ただし、一般案件では採用されるものの、適判案件では難色を示された経緯があります。ご注意下さい。
当方の水平構面性能確保の床板は、横架材に脳天から釘打ちする為に、床仕上げ材兼用の採用は困難ですが、階下からの現し天井の仕上げ材兼用は可能です。
商品としては下地用:一等節付きと、現し用化粧材:上小無節の2種類を用意して居ります。いずれも乾燥材(D-15)です。
当該製品を御購入頂けるお客様への試験データご提供を基本といたします。ご発注いただいたお客様に、鏡付き試験成績書と試験番号(公的データ番号)をお渡しいたします。
販売は建材商社の㈱紅中が担って居ります。この商品はカタログ等を用意していません。ご要望いただければカットサンプルをお送りいたします。製品に対するご質問や価格等についてはメールフォームにて問い合わせください。