経済産業省6月18日は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度について、調達価格・調達期間などを含む制度の詳細を決定し、関連する省令や告示を公布した。2012年度の価格・期間(今年7月~来年3月末まで)は、調達価格等算定委員会の意見書のとおり。太陽光(10kW未満)は10年間42円で余剰分の買い取り。ダブル発電の場合は、価格を引き下げ34円とする。小型風力(20kW未満)は20年間57.75円(税抜55円)。太陽光(10kW以上)は20年間42円(税抜40円)、風力(20kW以上)は20年間23.1円(税抜22円)。
7月1日以前に発電を開始した設備についても一定の条件を満たせば買い取りの対象となる。調達価格は新設の場合と同じ。調達期間は、設備ごとの所定期間から、その設備が発電を開始した日から7月1日までの期間を除いた期間。
調達によって家庭に転嫁される負担は、電気の使用量が300kWh/月、電気料金が約7000円/月の標準的な世帯の場合の全国平均で87円/月になるという。
固定価格買い取り制度による調達(買い取り)価格(2012年7月1日~13年3月31日、税込)と調達(買い取り)期間(出典:資源エネルギー庁)
新建ハウジング2012年6月18日号掲載記事転載