住宅内エネルギーの効率的な利用に有効なシステムとして注目を集めているHEMS(Home Energy Management System)において、標準インターフェースに推奨されている「ECHONET Lite」の規格が、2011年12月21日に一般公開された。
ECHONET規格はすでに大半が国際標準となっており、今回一般公開された「ECHONET Lite」規格についても、2012年度中の国際標準化を目指している。
これは、エコーネットコンソーシアム会員のパナソニック(株)などによって策定されたOSI参照モデルをベースとした通信プロトコルで、従来のECHONET規格の通信ミドルウェア部分を作り直し、普及の妨げとなっていたソフトウェア実装量を軽くしたことが特徴。
このことにより、IEEE802.15.4などグローバル標準の通信プロトコルや、インターネット標準プロトコルであるIPの適用が容易にできるようになり、今まで以上に簡単に実装できるようになったことで、白物家電などにも搭載可能になる。
2012.01.06 新建ハウジングWEB 転記